君にきらめく花束を。








 「じゃ陽菜さんは
  あの1番後ろの
  大河の隣の席なー」



 「はいっ」








 ずっと

 好きだった君が




 俺に近づいてくる…









 その時、



 ―― 陽菜と目があった。






 …… え、


 俺 どうすりゃいんだよ!?








 俺は
 どうすることもできず
 俯いた。














 そうしているうちに

 陽菜は俺の隣の席に
 静かに着いた。


















 「……大河くん」






 ――やっべー!!


 陽菜が話しかけてきた!!


 焦りながらも
 俺は返事をした。




 「…あ、…うん…?」



 「初めまして!
  よろしくね……?」























 ―― ん?




 なんかオカシイぞ?









 " 初めまして "って…



 「陽菜…
  覚えてないのか…?」






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