君にきらめく花束を。
「……大河!!」
「――あ」
秋斗の声で
再び意識が戻る。
「また考えてたな?」
「……人間だもの。」
「はいはい…
つーかさ!
ビッグニュース!!」
「……何だよ?」
目を光らせて
俺を見つめてくる、秋斗。
…… ちょっ、秋斗
「そんなに見んな!!」
俺は
耐えきれなくなり
俯いた。
「大河くん可愛い〜」
「……うるさい!!
つか
ビッグニュースって何だよ!」
俺は
話題をもどした。
「それがさ!
藍沢陽菜が戻ってくるらしい。
先生が話しててさ
俺、こっそり聞いたんだよ!
……この話
たぶん知ってるの
俺らだけだから秘密な?」
まじかよ…
「………ひ…なが
戻ってくる……?」
静かに頷く、秋斗。
その秋斗の瞳に
嘘はなかった…
俺…
陽菜にもう1度
逢えるのか?
神様は
俺と陽菜が再会することを
許してくれたのか…?
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