…いつも君を想う
放課後…俺は急いで図書館へ向かった


今日はカウンターに座る彼女がいた


俺に気付きニコッと微笑んでくれた


俺もニッと笑って閲覧席に座って閉館時間を待つ


彼女を待つのは苦にならない…むしろ楽しい


仕事中の色んな姿が見れていいのだ


逢えない時も何してるか想像できるから


俺ってヤバイかも…


閉館時間がきて外に出た俺はまたベンチに座り彼女を待った


「お疲れ様でしたー」


彼女の声を合図に俺はベンチから立ち上がる


「待った?」


「そうでもないよ」


まるで恋人同士のような会話に付き合っていると錯覚してしまいそうだった
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