…いつも君を想う
「ねぇ何処行くの?」


不安そうに彼女は言って俺の袖をツンと引っ張った


「いいから…黙って着いてきてよ…ねっ?」


「…うん…解った」


不安なのか俺の袖を引っ張ったままそろそろと着いてきていた


可愛いな…


本当に年上なのかと思うよ


俺のもんになんねぇかなぁ…


暫く歩いて公園に着いた


「ここ?」


「んっまだ…この先こっちこっち」


公園の奥を抜けると原っぱが広がる


「わぁ…こんな所があったんだね」


「俺のお気に入りの場所なんだ…桃ちゃんに見せたくて」


「ふふっ…ありがとう」


嬉しそうに笑っていた


彼女を原っぱに座らせ隣に座った


そして俺達は寝転んで静かに星空を見上げた
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