…いつも君を想う
久し振りの1人だ何をしようか?


マンションには帰らず街に行った


CDを見たり服を見たりしていたが段々彼女が恋しくなってきて…


「桃の香りが恋しい…やっぱマンション帰ろ」


店を出ると辺りはすっかり暗くなり街にはネオンが輝いていた


ふと信号待ちの車に目をやって俺は立ち尽くした


彼女が知らない男の助手席に乗っていた


恥ずかしそうに俯いて…


運転席の男は愛おしそうに彼女を見ていた


一瞬で解ったあいつだ…透さんだと


なんで一緒に居るんだ?確かに車には2人だけだった…


見間違いか?いや確かに彼女だった見間違えるはずない


嘘…ついたのか?


「冗談だろ…?」


俺は暫くその場から動けなかった
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