…いつも君を想う
俺はマンションで彼女の帰りを待っていた


12時を回る頃彼女は帰ってきた


「た…ただいま」


「お帰り」


「今日は…ごめんね…みんなとご飯食べてから…カラオケに行ったから遅くなっちゃった」


違うだろ?透さんといたんだろ…言えなかった…聞けなかった


「桃…好きだよ」


抱き締めた君からはタバコと男物の香水の香りがした


俺の心に疑惑と言う小さな芽が顔を出していた


その夜は乱暴に彼女に触れた…壊してしまいそうな程…


真実を問いただせず疑うばかりで君の気持ちに気づけなかった
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