空を見上げて・・・
「顔もみたくなわ!!」
そういって、部屋のドアを勢い欲しめてお母さんは出て行った。
「だって・・・本当なんだ・・・本当に!」
「おい・・・大丈夫かよぉ~お前のかあちゃん怖えぇ~な」
「あんたが悪いのよ!!」
「え!!?俺ぇぇえ!!?」
「いきなり話しかけてくるからよ!!」
「だって・・・寂しいし・・・」
「そんな事わかってる!!」
「今度からは・・・気をつけるよ」
「うん」
これがあたしの現実だった。
これがあたしの”能力”らしい―――
あの世のものと会える能力・・・いや見てしまう能力っと言ったほうがいいかもしれない。