プリマへの扉
「今日お母さんが呼び出されたのはあなたが食べてないんじゃないかって先生が気づいたから。」


「なっ!?」


「都先生ね、マリちゃんみたいな人いっぱい見てきてるんだって。
ううっ………病気なんだって。」

「嘘………そんなのウソ!!」




その時ガターー…ン!!!

私が見た景色はリビングの白い天井。

聞いた音は大きな音とお母さんが私の名前を叫ぶ声。

お母さん……ごめんね。

泣かせちゃって……ごめんね。


そう思いながら私は意識を失った。
< 151 / 158 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop