プリマへの扉
私はとりあえずちょっと早足で歩いてみた。




そしたら後ろの誰かも早足で歩き始めた。



歩く音ではっきりわかる。



やっぱり……



誰かつけてる。




本当にどうしよう



もう日は落ちかけていて

だんだん暗くなってきた。


私はとりあえず早足のままとにかく急いで佳奈子に電話をかけた。




トウルルル…トウルルル…トウルルル…


トウルルル…トウルルル…トウルルル…





で………でない。


佳奈子〜お願いだから出てくれ〜


こんなときに何やってんの!?




その時………
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