プリマへの扉
ちょっとショック……
いや、かなり…かな。



やっぱ他人だったか。
すっごく似てると思ったんだけど違ったか…。





でもまぁムリもないよな…。




しょうがない…。






女の子が俺を見て変だと思ったのか不思議そうな顔をしてきた。




よしっ!




俺はショックを気づかれないようになるべく
明るく振る舞った。




そして帰ろうと思ったら


「ここ…何処だかわからない…。帰り方も…。」



え…マジか…。

女の子に道案内してもらって送ろうと思ってたんだけど…。



しかも今その子の親は家にいないらしい。

だから迎えもムリなわけで…。



どーしよ…。
でももう時間的に遅いしな。他にどうにも出来ないし。



俺はまた自転車に女の子を乗っけて俺ん家に向かった。
< 62 / 158 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop