恋するgirl★~番外編~
(真子side)
朝、頭に走る鈍痛と、体の至る所が痛むのとで目が覚めた。
ゴソゴソと寝返りを打つと、隣りで静かに寝息を立てる凉さん。
思い出して、顔がカッと熱くなる。
やだ…私、昨日…あんなこと…
『凉さんの…下さい…』
キャーッ。。やだやだ。
恥ずかしすぎる。
凉さんのお仕置き…それは私にとって未知の体験だった。
恥ずかしいって思いながらも…
もっと…なんて思ってしまう自分がいたんだ。
そう思わせたのも、あの凉さんのいぢわるなお仕置きのせい。
「ん…起きてたのか?…体大丈夫か?」
凉さんが起き上がって、髪をかきあげながら聞いた。
その何気ない仕草に見とれる。
あのゴツッとして長い指で…
や、やだ…私何思い出してるんだろう!
「頭痛いです。。」
「初めての二日酔いだな。」
「体もいろんな所が…痛いです。。」
「何でだろうな…。」
「…いぢわるです、凉さん。」
私がそう言うと、凉さんは困ったように笑って…
「悪い。最初は軽くお仕置きと思ってたんだか…俺も止められなくなった。」
そんな凉さんに私は誓った。
「もう、お酒は当分要りません。」
あんなエッチなお仕置き…
私にはちょっと酷です。
「酔うのは…俺の前だけ。分かった?」
「はい。。」
初めての二日酔いも、
初めてのお仕置きも、
この甘いキスが癒してくれる。