恋するgirl★~番外編~
「私も…制服を着た孝幸とこの廊下、歩きたかったなぁ。」
ぽつりと呟いちゃった私。
もし、私と孝幸が同級生だったらどんな未来が待ってたんだろう。
どんな“今”があるんだろう。
「俺は、“今”瞳とこうやって同じ廊下、歩いてるからいい。」
「そうだね。」
そうだよね。うんうん。
「というか、瞳が制服で俺がスーツって…
何か生徒と教師って感じだな。」
え?孝幸が教師…想像してみる。
やばい。やばいよ!
教師の孝幸…カッコ良すぎるよ!
「キャーっ、塚本センセイっ/////」
興奮気味の私に笑いながら、2人で教室へ入った。
そして、孝幸は教壇の前に立つと、
「こらー、沖田。席につけ~。」
先生っぽく言う。
やばい。ハマってる。
こんな先生いたら、絶っ対一瞬で好きになっちゃってるよ。
一番前の席に座った私は、手を挙げた。
「先生っ、質問です。」
「何だ、沖田。」
「わ、私っ…先生のこと、いつも見つめちゃうんです。これって何でですか?」
うわぁっ/////
ごっこなのにめちゃくちゃドキドキ。。
いつしか私は、完全に恋する生徒役にハマっていた。
「沖田、前に来なさい。」
ドキドキしながら、教壇の所へ行って孝幸の隣に立つ。
孝幸はグッと顔を寄せると、
「それを、恋っていうだぞ?沖田。」
いぢわるっぽく笑って答えが返ってきた。
その笑顔にやられちゃった私は、ごっことか関係なく呟いてしまった。
「好き…好きです。」
また孝幸に恋に落ちちゃったよ。
そして、塚本センセイはまたやってくれた。
「俺も。イケないことだけど…
お前のこと、好きだ。」
ニャーーーッ/////////
塚本センセイ、なんて威力っ。。
またまた恋に落ちる私。