恋するgirl★~番外編~
『君のすべてが愛おしい…』
「そんな言葉だけじゃ足りないわ。」
『今夜は…幸せな夜になりそうだ。』
熱い抱擁…キス。
囁かれるちょーロマンチックな台詞。
32型の液晶テレビから流れる洋画。
ラブロマンスには必須の熱いラブシーン…
あ~泣けるよぉ。
この映画見たかったんだよね。
って、あれ?
「何でタケさん…縮こまってんの?」
ベットの隅でシーツにくるまったまま、
映画をみてたタケさん。
おかしい。行動がおかしすぎる。
私は不思議に思い、ベットに上がり近づいてみた。
「な、な、何ちな??」
「今日のタケさん…へん。」
「そんなことないって。」
「ん~。。」
「ほら、ちな、風呂入りな。
今日は入浴剤、バラの香りだよ~。」
なんだか落ち着きのないタケさんを疑いつつ、すすめられたようにお風呂に入りにいった。
バラの香りに包まれながら、湯船に浸かりタケさんのあの不自然な感じの原因を考えてみた。
私がこわいのかな…。
もうちょっと、甘えたりした方がいいのかも…。
きっとそうだ。