恋するgirl★~番外編~



『君のすべてが愛おしい…』


「そんな言葉だけじゃ足りないわ。」


『今夜は…幸せな夜になりそうだ。』



熱い抱擁…キス。


囁かれるちょーロマンチックな台詞。


32型の液晶テレビから流れる洋画。
ラブロマンスには必須の熱いラブシーン…


あ~泣けるよぉ。
この映画見たかったんだよね。



って、あれ?



「何でタケさん…縮こまってんの?」



ベットの隅でシーツにくるまったまま、
映画をみてたタケさん。


おかしい。行動がおかしすぎる。


私は不思議に思い、ベットに上がり近づいてみた。



「な、な、何ちな??」


「今日のタケさん…へん。」


「そんなことないって。」


「ん~。。」


「ほら、ちな、風呂入りな。
今日は入浴剤、バラの香りだよ~。」



なんだか落ち着きのないタケさんを疑いつつ、すすめられたようにお風呂に入りにいった。



バラの香りに包まれながら、湯船に浸かりタケさんのあの不自然な感じの原因を考えてみた。



私がこわいのかな…。


もうちょっと、甘えたりした方がいいのかも…。


きっとそうだ。




< 20 / 144 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop