恋するgirl★~番外編~



なんか寂しいじゃん私。



私はたまらず、
タケさんの背中にくっつく。


またビクッとしたタケさん。



「ちな?」


「タケさんこっち向いてよ。」


「…うん。」



私がそう言うと、タケさんはそろーっと
体を反転させて私と向き合った。



豆電球だけついた薄暗い部屋で、こんなに近くにいるタケさんの表情がはっきり見えない。



「なんでそんなにびくびくするの?」


「え…」


「私…こわい?」


「へ?」



部屋がうす暗くて助かったかも…。


今私…たぶん泣きそうな顔してると思う。


「ちなぁ…」



タケさんはフゥ…と小さく息を吐くと、
私の鼻先をつんとした。



「ちながこわいわけないじゃん。
可愛すぎて、どうにかなっちゃいそうなくらいだし。」


「じゃあ何でびくびくするの?」


「それは~…あれだよ…」


「もう…分かんない。」


「ちなぁ~。。」


「タケさん、ギュッとして。」


「む、無理。」



はぁ~?



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