恋するgirl★~番外編~
~♪~♪~♪~
タロウさんのお店について座ったと同時に私の携帯がなる。
“着信 凉さん”
その文字を見るだけで、胸がきゅ~ってなって嬉しくなる。
それにしてもこんな時間に凉さんが電話をしてくれるなんて珍しいなぁ。
時計を見ると
まだ夜の7時を回った頃だった。
「もしもし、凉さん?」
「あ、真子?」
「はい。」
“あ、真子?”
私の携帯にかけてるのに、凉さんはいつもこう言う。
それがちょっと嬉しかったりする。
だって凉さんに名前を呼ばれて、ちょっと得した気分になるから。
「どうしたんですか?こんな時間に…」
「そうか…いつももっと遅いもんな、電話するの。今日は早く仕事終わったんだ。」
「そうですか。お疲れさまです♪ゆっくり休んでくださいね。」
「いや…その…」
?
凉さんの困ったような、恥ずかしそうな感じの躊躇いの声が聞こえる。
「今から会えないか?」
「え?」
「いや、会いたい。…ダメか?」
ちょっといつもより強引な凉さんにドキッとする。
そして、凉さんが来るのを瞳達と一緒にタロウさんのお店で待っていた。