恋するgirl★~番外編~
―――――ある日のこと。
「いってぇー!!」
おバカでドジな俺は朝っぱらから警察署のまん前でズッコケた。
う゛ぅ…今日もついてないな。
しょんぼりしながら、立ち上がった。
と、その時…
「大丈夫ですか?」
えっ?―――――――っ!!
なんだ…?これは夢?
天使が見える!
俺の目の前に天使がっ!?
ふんわりとした茶色い髪に
まるでダイヤのように綺麗な瞳…
そしてなにより、ケガもすぐに癒えてしまいそうなほどの優しげな微笑み。
ああ…ついに俺の頭も壊れだし…
「ズボンも破けちゃってますね…あぁ、血も。これ使って押さえて下さい。」
「あ、ああ、すんません。」
しゃがんで俺の膝を覗き込むその子のいい香りにハッとし、慌てて手渡されたハンカチを受け取った。