恋するgirl★~番外編~
「結構キズがひどいし、病院にいかれた方が…」
「あ、大丈夫②。こんくらいツバ付けとけば治るよ。それに今から仕事だしね。」
「あ、お仕事ですよね。あ、でもちゃんと消毒はした方がいいですよ。」
「あ、うん。ありがとね。」
俺がニカッと笑ってみせると、その子もニコッと笑ってくれた。
―――――――きゅん。。
くぅ~久々のきゅんだぜ。
やばい、ホレる。てか、ホレたかも…。
「あの…何か?」
「あ、いや何もっ。」
思わず見つめてしまってた。
ん~なんかでもこの子見たことあるようなないような…?
気のせいかなぁ…。
「じゃあ、私はこれで…。
お大事にして下さい。」
「あ、ありがと!」
そしてその子は、ふわっと柔らかく微笑むと、歩き出した。
「あ、ちょっと待って!」
「え?」
その子はびっくりしたように振り向く。
俺は無意識のうちにその子を引き止めていた。
おい!なに引き止めてんだ俺!
何いうつもりなんだ俺!