恋するgirl★~番外編~
「お礼したいし、ケータイの番号とかアドレスか教えてもらったりできないかな?」
えーーー!?
いきなりですか!?
自分でも感心するぜ、この図々しい性格。
「え、ごめんなさい。番号とかはちょっと。お礼なんて…気にしないで下さい。」
「あ…じゃあ名前は?」
「あ…まこです。」
彼女はそれだけ言うと帰って行った。
俺は仕事中もなかなか手がつかなかった。だって…頭から離れないんだよ。
あのまこちゃんの微笑みが…。
「おい。」
「(ほわぁ~ん)」
「(バシッΣΣ)」
「いって!!」
「痛ぇじゃねぇ。
お前、それでも刑事が?」
「あ…矢吹センパイ。」
俺の間抜けな返事にセンパイは大きなため息をついた。
「まぁいい。昼飯でも行くか?」
「はい!」