恋するgirl★~番外編~



「絶対通ると思うんだけどなぁ~。」



俺は朝から警察署の前で張っていた。
もちろん、ホシはまこちゃんだ。


俺のカンだとまこちゃんは今日もここを通る。



「まこちゃん、可愛かったなぁ。」



思わず昨日のまこちゃんを思い出し、口に出して呟いていた。



「あれ?」



ん?この声はっ!!


振り返ると、そこには…



「昨日の…、おはよーございます。」


「まこちゃん!おはよー!」



ワッホォーイ!俺のカンも捨てたもんじゃない!


俺の前には可愛く微笑むまこちゃん。
制服姿がとってもキュート………………?


制服!?


まこちゃん、高校生!?



「まこちゃん、高校生?」


「はい、柳高の3年です。」


「3年…」



唖然とする俺を、きょとんとした顔で見るまこちゃん。


高3…。想像以上に年下だったぁ…。。



「あの、ケガ…大丈夫でした?」


「あ、うん。大したことなかったよ。」


「そうですか、良かった。」



そう言ってニッコリ笑うまこちゃんが可愛すぎるよ~~!!



「あの、えっと…」


「ああ、俺宮川。ここの捜査一課で刑事してるんだ。」


「刑事…さんだったんですか。」



俺が刑事だと知ったまこちゃんは驚いた顔をした。



< 54 / 144 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop