恋するgirl★~番外編~
お互いが同じくらい大切で、家族愛に近いくらいの想いだった。
それが、瞳をこれほどにも愛おしくて大切にしたい女だと思うようになったのには…ある出来事が始まりだった。
それはある日、俺が学校帰りに女子から声をかけられた時のこと。
「あの!」
いつも通る本屋の前で俺と同い年くらいの女の子が俺を呼び止めた。
制服はこの近くのお嬢様学校で有名な女子校のものだった。
「?」
「ごめんなさい、突然。」
「あ…ああ、いや。」
「あの…私、
あなたとお友達になりたくて!」
「お友達?」
「は、はい!」
「俺と?どうして?」
「どうして…それはその…」
俺が聞くと、彼女は赤くなりながら、俯いてしまった。