恋するgirl★~番外編~
――――――・・・
結局ドキドキしてなかなか寝つけないまま、次の日が来た。
ついに初デートの日!
昨日はゆっくりお風呂に入って、瞳からもらったスペシャルな美容液パックをして。
おかげでちょっと寝不足だけど、肌も調子いいみたい♪よかったぁ。
「支度しなきゃ。」
それからちなが可愛いって言ってくれたワンピースを着て、いつもより頑張ってメイクもして…
「あら、オシャレしてどこ行くの?」
「え、あ、うん。ちょっとね。」
「ふーん、遅くならないようにね。」
「はい♪」
バレちゃったかな、お母さんに。
デートだって…
私は家を出ると、待ち合わせ場所の広場までいろんなことを考えて歩いていた。
凉さんにおはようってちゃんと顔見て言えるかなぁ…とか、なんか恥ずかしいことしちゃったらどうしようとか…
あ~…ドキドキするし、不安だし…
心臓もたないよぉ~。
なんて考えてたら、
「何、難しい顔して歩いてるんだ?」
「え、凉さんっ!」
顔を上げるとそこには、いつものスーツ姿じゃない凉さん。
Tシャツにジャケット、細身のパンツ。
髪もいつもより無造作に整えてあって…
「…かっこいい。。」
「ん?」
「あ、いえっ…」
きゃー、考え事してたら着いちゃってた!