恋するgirl★~番外編~
俺が高校生に猛アタックしてる…なんてハンナちゃんにバレたら…
そんな思いで何気なしにひとりとうそをついた俺。
『なら、早く迎え来て下さい!』
「え、ちょ…
プツ…ツーツー…
せっかくの幸せ気分が台無しじゃ~…。。
「ごめんね、ちなちゃん。」
「いえ、別に。」
あれ?なんか機嫌…悪くない?
気のせい?
さっきよりツンツンしてない?
「ちなちゃん…あの、」
「あ、もう近いのでここでいいです。」
ハンナちゃんのことを話そうとした時、ちなちゃんの言葉に遮られ、断念。
なんかちなちゃん、怒ってる。
「今日はありがとうございました。それじゃ。」
「またね、ちなちゃん。」
なんだか、そっけない感じでちなちゃんは帰っていった。
「俺なんかやっちゃったかなぁ…」
ちなちゃんの座っていた助手席を見ながら、しばらく考え込む俺だった。