恋するgirl★~番外編~
大学生活も2年目、去年よりも暑い日が続く秋の始めのある日。
私は同じ学部の女の子とよく行くアイスクリーム屋さんにいた。
瞳はバイトが忙しいらしく、
今日は一緒じゃない。
「また真子、デート駄目になったの?」
私がコクンと頷く…
「あの事件の時はすごい魅力的に感じたけど、これだけ真子ほったらかしだとなんか冷めちゃう。」
呆れたようにそう言うと、チョコミントアイスをぺろっと舐めたのは、高岡 成美ちゃん。
成美ちゃんは同じ学部で仲良しの友達。
成美ちゃんがいうあの事件っていうのは、瞳に付きまとっていた朔夜っていう男の子に連れ去られてヒドいことをされそうになった1年前の事件。
瞳が心配で私と成美ちゃんも付いて行った。
危なかったけど、孝幸さんと凉さんと大輝くんが助けに来てくれたんだ。