恋するgirl★~番外編~
「さて、仕事に戻るか…」
ちょうど立ち上がった時、携帯がなる。
メールか…
「…」
俺はある人物からのメールに添付された写メを見て、暫くの間俺はその場に立ち尽くしていた。
『あれれ~真子ちゃんが大変な事に!』
送り主からはそんな呑気なコメントが添えられていた。
そこに写っていたのは、真子が隣りに座ると男の肩にもたれ掛かっている姿。
顔が赤い。きっと酔っているんだろう。
だが、男はというと、別の意味で顔が赤い。
この…デレデレしやがって。
「悪い、緊急事態だ。」
部署に戻ると、俺は部下の宮川にそう告げ書類などをカバンに詰める。
「大丈夫すか、先輩!まさか向こうが
想定外の動き見せたんすか!?」
何事かと宮川が飛んできた。
やばい。こいつのめずらしい真剣な顔を
殴りかけてしまいそうになる。
こいつも俺の真子を見てデレデレしていたヤツだ。
落ち着け。
いつもの俺だ。
「いや、こっちの話だ。悪いが、今夜はもう上がる。仕事は家でする。」
冷静を装いつつ、いつものように告げるが早いか俺は警察署を出た。
向かうのは、もちろんあそこだ。
(凉sideおわり)