ふたりのストーリー
「おっはよっ!」
改札を通ると後ろから声がした
「おはよ-
華は朝から元気だねっ」
「ゆずその髪の色絶対やばいよ
絶対校門で止められるって」
華に言われて気づいたあたしの髪の色…
太陽に反射して綺麗に光明るい栗色……
「最悪!誰か黒彩もってないかな―…?」
「残念もってないやっ…」
謝ってる華のしぐさが可愛くておかしかった。
「なに笑ってんのよ~
あっ!思ったんだけど風紀指導のゴリtってゆずに気がありそうだしOKじゃない?」
ホームに入るとちょうど私たちが乗る電車が来ていた
合田林太郎 通称ゴリ
若くてかっこいいとわ言われてるけど…
「ありえないありえない!
だってあいつあたしの事しょっちゅう呼び出して注意してくるんだよっ!?」
2人用の席に座ると華は首を振って笑ってる
「もてもてゆずちゃんったら
わかってないなぁ~」
「あ-眠たぁい」
わざと大きなあくびをして
いつも何かと
愛だの恋だの
言ってくる華はほっておいて
私は降りる駅まで
少し寝ることにした。
「も-、すぐそーやって…
もぅいい!」
『え~優先座席付近では電源をお切り下さいますよ~お願いします~』