とにかく君に会いたいのだ

エイプリル




4月某日、あたしは高校2年生になった。


教室が4階から3階に移って朝が楽になった。
1年のときクラスで一緒にいた友達とは離れてしまった。
だけどそのクラスで出来た親友はまた一緒のクラスになった。


もう、これだけで十分。
冴(がいるんならあたしはそれだけで安心する。
冴もきっとそう思ってる。
高校じゃ冴ほどあたしのことを理解してる人なんていないから。



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