愛してたのにごめんなさい
それがいけなかった。弱いくせにイライラしてると飲みすぎて、手がつけられない。
もう何杯飲んだかわからない
気がつけば、今日の仕事のことやら、駅で転んだこと、そこから〇宿駅までのいきさつをオヤジさながらに愚痴ってた。

それを特に興味もない、といった様子で
「ふーん」
となまくら返事を繰り返す目の前の男に

「ちょっと!人の話聞いてんの?!」
と詰め寄った

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