神さまにおねがい!!~カミコイ~
恭は何も言わず…ヒロとともに…俺と親父のやり取りを見ていた。
「わりぃ~なあ」
俺は残りの荷物を取りに…部屋に入った。
「別に…構わない…元はお前の部屋だ」
俺は残りの荷物をクローゼットから取り出す。
「俺は…両親に5歳で施設に入れられた」
「!?」
「俺は…母さんの浮気相手の子供なんだ…父さんも母さんも純粋な日本人…蒼い
瞳が不義の子供の証…」
恭は淡々と俺に過去を話す。
「……家族と会えるなんて…お前が羨ましい」
恭の蒼い瞳が俺を羨ましそうに見つめる。