神さまにおねがい!!~カミコイ~

 「今度の日曜日…初めてヒロに邸宅に行くけど…手土産、何がいいかな?」


 「ん…あ…別に…そんなもんいらねえよ~身内だしさ~」


 「そう?」

 
 「ああ~」

 
 ヤッキーはボクの方に体を向けた。


 夕陽のオレンジがまるでバックライトのようにヤッキーの姿を輝かせる。


 あまりの美しさに息を呑む。


 やっぱり…ボクはヤッキーに惚れてる><


 「来いよ」


 ヤッキーが…ボクに手を差し延べた。


 ボクは言われるままにヤッキーに近づく。


 「…つまんなかったぁ~」


 そう言って…ボクに両手を伸ばして、自分の胸に引き寄せる。

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