神さまにおねがい!!~カミコイ~
「でも…訓練を受けるそんな時間はありません…」
耶麻斗は語尾を濁し…それ以上のことは言わなかった。
「……この力を使うと言う事は…下手したら…死ぬってことだな…」
ヨシが…そう呟き、伏目がちに自分の身に付けた両手首のブレスレットを見つめる。
「……別に俺が居なくなっても…悲しむ者なんて居ない…。唯…自分の命を賭けて
この世界は価値があるかは疑問だが…」
ヒロは…フクザツな表情で、両手首のブレスに触れる。
「……俺は…今まで何一つ…創造の神らしいことはしてないから…いいチャンスかな?」
恭はこれから先の未来に目を背けず…真っ直ぐに自分の運命を受け入れていた。