神さまにおねがい!!~カミコイ~

 
 「愛してる…」


 ヤッキーは耳元で囁いた。


 なぜか……。激しい痛みの後…意識が遠のいていく。


 ボクの中で…何かが目覚め始めた…。


 ボクの脳裏に…白いドレス姿の女性が現れた。



 「…お前は誰?」


 「私は愛の女神…ヴィーナス…」


 「……」





 ヴィーナスはボクにキレイな装飾を施された鍵を差し出す。


 天上界の扉を開ける鍵…。



 ボクは何も言わず…受け取る。



 ボクは両手にしっかりと鍵を握り締めた…。


 ヴィーナスは消えて…ボクの意識もそのまま…消えた。
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