神さまにおねがい!!~カミコイ~


 一進一退の攻防を続く。


 「!!!?」


 ファラオが俺の助っ人として登場!!


 瑠可を力で壁に撥ね飛ばした。


 壁は崩れ、瑠可の体は瓦礫に埋まった。


 俺は瓦礫に埋まった瑠可を救う。


 そして頭に嵌め込まれたリングを外した。


 「……気を……失くしているだけだ…脈はある」


 ファラオが…瑠可の腕を掴み、脈を取る。


 「……お前の方こそ…大丈夫か?」


 ファラオの腹部は紅の血で染まっていた。鎧もボロボロ…。

 
 「……ブレスの力は…思った以上に…体にダメージを与えるようだ…でも…敵は
すべて…倒せた…」


 声音にはいつもの…憎まれた様相がない。

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