神さまにおねがい!!~カミコイ~

 夕食はいつものように食堂。


 「どうした??」


 クラスメイトの須郷(スゴウ)君がボクの顔を見つめる。


 「お前…顔赤いぞ!熱でもあるのか?」


 「え、え、あ…別に…」


 目の前に座るヤッキーは肩を揺すり、笑い出す。


 
 お前のせいだぞ!!


 ボクは笑うヤッキーをギロリと睨み付ける。


 しかし、睨むボクを挑発するように…ウィンク。


 「お、お前…!?」


 完全にボクは…ヤッキーに翻弄され、自分のペースを失う。


 

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