俺様保健医の甘い罠《fin.》


気付かんかったけど……。



「久世、久世」


「何だよ」


「助手席の茶髪の人だれ?」



20分くらい経ってから、助手席に見たこともない人が座っているコトに気が付いた。



「ぶふ!冬姫くんったら~。……気付くの遅いよ」


「一応、冬姫ちゃんのクラスの副担です」



う………うそーーっ!



知らんよ!?



こんな人、ウチ見たことないし聞いたこともないよ!?



「副担の佐野です」


「知らんですんません……!」



< 106 / 162 >

この作品をシェア

pagetop