俺様保健医の甘い罠《fin.》
逃げても適わなくて、あっという間に久世ね舌に絡められる。
「……く…っぜ…」
角度を変えながらされるキスの間に、離れた唇から声を漏らした。
「お礼」
ちゅっとリップ音をさせて、久世の唇がゆっくりと離れていった。
「…ちょっ!久世!?」
上から乗ったまま、ウチのコトを舐めまわすように上から下へと見る久世。
ウチの緩くパーマのかかった金茶の髪に、熱が冷めつつある生温い久世の手が絡められる。
「――コホン」