俺様保健医の甘い罠《fin.》


「面白くないね~」


「別にお前に楽しんでもらう必要なんぞねぇよ」


「久世くんが犯罪者になっても、私は構わないよ?」



久世が犯罪者!?



えっ!?なんで!?



そんなん困るわー!



「勝手に言ってろ」


「本当に気にしないよ?」


「あかーん!」



雨宮センセはそんなに久世を犯罪者にしたいんかいな!



ウチはそんな雨宮センセに、大声で怒鳴り返して久世に抱き付いた。



突然で驚いたんだろう久世は一瞬ぐらついたけど、片手を付いてウチを支えてくれた。



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