俺様保健医の甘い罠《fin.》
「アンドロメダっつったんだよ」
そんなん聞き間違えるかいなーっ!
てか、アンドロメダって何やねーん!
「行くぞ」
照れてる久世は顔をコッチに全く向けず、ウチを置いてけぼりにする。
ニヤニヤが止まらんウチは、スキップで久世を追いかけた。
「照れてんのやろ?」
「黙れ」
久世の左腕を捕まえて両腕を絡ませた。
ズルズルと引きずられるような感じになっても、久世は気にするコトなく足を進める。
一瞬見えた久世の顔が赤かったんは、絶対誰にも秘密。
だって、ウチだけの久世やもん♪