俺様保健医の甘い罠《fin.》
意外保健医
今日は夏休み前最後の学校。
いつものように久世に送ってもらって、学校に来た。
「やぁ、久世くん」
久世に掛けられた声に振り向くと、立っていたのは雨宮センセ。
んん?
やっぱ同じ学校に勤めてるから、仲ええんかな?
車に鍵を掛けた久世の横に、雨宮センセが立つ。
すご……っ!!
2人とも綺麗な顔やから、並んだら近寄りがたい……。
「なんだよ」
「相変わらず素っ気ないね~」
「うるせぇ。用がねぇなら行くぞ」
やけに親しそうな2人。
ウチはどうすればええんやろ…?