俺様保健医の甘い罠《fin.》
久世はいつもと変わらん余裕の笑み。
その余裕は一体全体どこから来るんやねん!
ウチにもその余裕が欲しいわ!
ちょっとでいいねん!
それこそ1ミクロン程でもいいねんけど!
ウチが頭ん中でどうしようもないコトを考えていると、いつの間にか久世の顔が真ん前にあった。
また自分の世界に入ってしまっとった!
………って思っとる間に、久世にキスされた。
いつもよりは軽いキスで、チュッとリップ音をさせて久世の顔が離れた。