俺様保健医の甘い罠《fin.》


久世はいつもと変わらん余裕の笑み。



その余裕は一体全体どこから来るんやねん!



ウチにもその余裕が欲しいわ!



ちょっとでいいねん!



それこそ1ミクロン程でもいいねんけど!



ウチが頭ん中でどうしようもないコトを考えていると、いつの間にか久世の顔が真ん前にあった。



また自分の世界に入ってしまっとった!



………って思っとる間に、久世にキスされた。



いつもよりは軽いキスで、チュッとリップ音をさせて久世の顔が離れた。



< 89 / 162 >

この作品をシェア

pagetop