夢を求めて
練習の合間を抜け出して保健室に行く
放課後の保健室は静かだ
「あのぉ~」
「なぁに?」
「大会の参加承諾書と健康診断書をお願いします」
何食わぬ顔で言ってみれば、リコの顔を見上げて困った顔をする構内医
「新井さんの場合、病院の方で書いてもらわないとダメかな」
「そこを何とか書いて欲しいんですけど・・・大会まで時間もないし・・・病院行く予定も時間もないし・・・」
適当に理由をこじつけて言ってみるが、病気のことを入学時の書類で知っている構内医は簡単には書いてくれなかった
放課後の保健室は静かだ
「あのぉ~」
「なぁに?」
「大会の参加承諾書と健康診断書をお願いします」
何食わぬ顔で言ってみれば、リコの顔を見上げて困った顔をする構内医
「新井さんの場合、病院の方で書いてもらわないとダメかな」
「そこを何とか書いて欲しいんですけど・・・大会まで時間もないし・・・病院行く予定も時間もないし・・・」
適当に理由をこじつけて言ってみるが、病気のことを入学時の書類で知っている構内医は簡単には書いてくれなかった