夢を求めて
村井は悲しそうな顔をしていた

”大丈夫”っと応えるようにリコは村井の背中に手を回した

村井はそんなリコに心を決め言った

「リコ精一杯楽しめよ そして笑って戻って来い」
「・・・ありがとう」

村井のイッパイいっぱいの激励

本当は”精一杯”なんてして欲しくないはず

それでもリコの気持ちを分かって言ってくれた

リコは満面の笑顔を見せ、控え室を出た
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