夢を求めて
苦しみに耐えながらリコは必死に目を開け村井を見た

「あり・・・が・・・とう 幸せ・・・だよ」
「喋るな 余計に苦しくなるだろ」

村井はリコの体を抱き上げ救護用のベッドに寝かせた

そして胸の音を確認した

紛れもない発作の音だった
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