ヤンキー君のお隣に♪<完結>



ゴンドラが頂上に近づいてきたとき、今まで黙っていたしゅうが口を開いた。



「お前さ、…この状況、なんとも思わないわけ?」

へっ?

この状況…?



首を傾げる私に、しゅうは苦笑いしている。

「なんとも思われてないってことか…」



なんとも思われてない?

…しゅうが何を言いたいのかよくわからない。

だって、主語がないんだもん!


「どういうこと?」
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