ヤンキー君のお隣に♪<完結>
「これ、やる」

俺はさっき買ったキーホルダーの一つを奈保に手渡した。


「ありがとう…でもなんで…?」


「今日、無理やり遊園地連れてったから。詫びとして」


同じキーホルダーを2つ買ったのは、一つは奈保の、もう一つは俺のにしようと思ったから。

つまり、おそろいにしたかったから。


…なんて、奈保に言えるわけがない。


「そっか、ありがとう。大切に使う……じゃあ、またね」


奈保の家の目の前で俺は奈保と別れた。




……
奈保との初デート。

なんかあっという間だった。


また、遊園地行きてぇな~。もちろん奈保と。

そう思いながら、俺は帰路についた。
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