ヤンキー君のお隣に♪<完結>
「何が?」

「キーホルダーだよ、キーホルダー!!奈保ちゃんのバッグについてるのと、高倉君のチャリカギについてるの、同じだよね?」


「…えっ…」

あっ…ホントだ。
遊園地の帰りにしゅうにもらったキーホルダー、しゅうも持ってたんだ。


「…偶然だろ」


しゅうはそう言うけど、私やっぱり期待しちゃうよ。

しゅうが私とおそろいにしたかったんじゃないかって。


ほんとバカだよね…

しゅうには好きな子いるのに。

期待したって仕方ないことなのに。

私、諦め悪いよね。




でも、そのくらい、諦められないくらい、私しゅうのことが好きなの。

この気持ちは誰にも負けない。


< 324 / 627 >

この作品をシェア

pagetop