ヤンキー君のお隣に♪<完結>
「わ、忘れてたの!?」


「あっ…いや…他の女子からチョコレート貰わなかったから…」

「…へぇー…」

意外だ…

しゅうはけっこう女の子にモテるのかと思ってたのに…





……
って、ダメダメ!!

チョコ渡しただけで満足しちゃダメだ。

ちゃんと思いを伝えなきゃ!


「…あ、あの…さ…」


「……何?」

どうしよう…心臓がドキドキして上手く言葉がでてこないよ。


ヤバい…泣きそう。

伝えたい言葉、ちゃんとあるのにな。

なんで口からでててこないの?




……
落ち着け、私。


素直な思い、ぶつければいいだけなんだから。

「……奈保?……どうした?」
…きっと今の私の顔、真っ赤で、涙を必死にこらえてるから、ブサイクだと思う。


でも…もういいや。

私の思いを全て、伝える。

それがきっと私を変えてくれたキミへの恩返しだと思うから。





「……好き………しゅうのことが………好き……です。」



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