ヤンキー君のお隣に♪<完結>
――

舞ちゃんと教室に入って、しばらくすると、しゅうも教室に入ってきた。


女の子から告白でもされて浮かれてるのかと思ったら、普段と何にも変わらない様子。


クラスの男子に朝のあいさつを済ませると、あっさり自分の席に着いてしまった。





どうしよう…

聞きたいけど…やっぱり聞けない。




でも…聞きたい…


そう思っていると――


「ねぇ、高倉君。女の子に呼び出されたんだって」


なんと、舞ちゃんが先に聞いちゃってて。


「あ…あぁ」


「で?…なんて言われたの?」


ひぇ~

舞ちゃん、口調は穏やかなんだけど、すごい形相で高倉君のこと攻めてる…

舞ちゃんって時々…キャラ変わるんだよね…


「…いや…別に…」




「もしかして…告白された?」


< 390 / 627 >

この作品をシェア

pagetop