ヤンキー君のお隣に♪<完結>
「うるせぇなぁ。お前には関係ないだろ」



「関係ない私がどうして高倉君に電話してきたと思う?…奈保ちゃん…ずっと一人で悩んでるんだよ!高倉君のことで。自分が怒らせたんじゃないかって。自分のせいで高倉君が学校来れなくなったんじゃないかって」


「………」

「少しは奈保ちゃんの気持ちも考えてあげてよ!…高倉君、彼氏でしょ!!」

「……」

何も言い返すことができなかった。

いや…

言い返せなかった。


園原の言っていることは何一つ間違っていなかったから。



そして、そのまま俺は電話をきった。





そのままケータイを閉じずにアドレス帳を開く。


あった。

何度も見慣れたアドレス。

アドレスを交換ときは、嬉しくて何度も見つめてた。


でも、俺からメールしたのは4、5回程度。


いつも、向こうから送られてきていた。
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