ヤンキー君のお隣に♪<完結>
「じゃあ、私…これから塾だから」
「…じゃあ、俺ら帰るわ」
しゅうと私は鈴原さんの部屋を出る。
玄関から外に出て、空を見上げると雲一つない青空が広がっていた。
「高倉くん、奈保ちゃん泣かしちゃダメだよ」
「あぁ」
「奈保ちゃん、高倉君とお幸せに」
「ありがとう」
「じゃあ、バイバイ!…あっ!今度会うときは2人の結婚式にでも呼んでよ!」
「はっ!?」
「えっ!?」
だんだん頬が赤くなる。
結婚式なんて…私らまだ付き合って3日で、キスもしてないのに……。
鈴原さん、気が早すぎるよ。
何も言い返さない…いや言い返せない私たちに鈴原さんは