ヤンキー君のお隣に♪<完結>
きっと、俺と奈保は別れないって。



だって、


こんなにも素直じゃなくて


こんなにも不器用で


こんなにも隣にいると落ち着いて



そして…


こんなにも俺に似ている女


他にいないから。





「しゅう」



「何?」



「好きだよ」



「なっ…なんだよ、いきなり」




「大好き♪」


チュっと俺の頬にキスする奈保。



「……なっ!」



「フフッ…顔真っ赤」



「はっ!…今日は暑いからだろ」



「今日、くもりだけど?」



「うぜぇ」



「あっ、さらに赤くなった」





可笑しそうにケラケラ笑う奈保にムカついて、奈保の腕を引っ張った。



「ひゃ!?…ちょっと!!」


俺の胸に抱き寄せ、背中に手をまわして抱き締める。



「……っ!」


さっき顔を赤くさせた仕返し

それもある。


俺がしたかったから

それもある。





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